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シンプルで温かみのあるダイニングで、音楽を楽しむAさん家族。妻と子どもに影響され、夫も楽器を演奏するようになったのだそう。木、グリーン、ドライフラワーなどナチュラルな素材感が馴染んだ住まいとなっています。

中古の戸建て住宅を購入しリノベーションをすることを選択した夫妻。夏も冬も気持ちのよい無垢オーク材を使用し、家具や照明、素材からデザインまでをとことん追求しました。同じエリアの新築と比べても物件価格を抑えられたことで、よりこだわりの素材を使いこなすことができた住まいです。

リノベーション前の間取り
リノベーション後の間取り

中古戸建てを生かし、経年変化を楽しみながら暮らす。

家族だんらんのリビングダイニングから、日々の暮らしに欠かせないキッチン、住まいの顔ともいえる玄関までを心地よい空間へと一新させました。
上質な「素材」にこだわり、リビングダイニングや玄関ホールの床はオーク無垢材をセレクト。肌触りがやさしく、美しい木目がほどよくナチュラルな雰囲気をもたらします。キッチンの床や壁には本物のタイルを使い、洗練された空間に。雰囲気づくりにひと役買っているキッチン家具は、ナラの突板と、使い込むほど味がでるヘアラインステンレスを組み合わせました。もともとのシンプルな空間に経年変化が楽しみな素材をプラスし、家と家族がともに成長・変化を楽しめる住まいに仕上がっています。

大好きな家具に合わせて灯りをコーディネート

インテリアが大好きという妻のセンスが光るAさん邸。落ち着いた色合いの家具に加え、ダウンライトやスポットライトなどを多用し、くつろぎの空間を演出しています。Aさんはまずリビングダイニングのソファやテーブルの配置を決め、そこから照明計画を立てたのだそう。ダイニングには魅力あるデザインのペンダント、カーテン沿いにはドライフラワーを飾れるダクトレールを選びました。
また灯りの色にもひと工夫。リビングダイニングはリラックスできる電球色、キッチンは作業性のよい昼光色に。必要な場所に必要な明るさがあるよう考え、光の美しさも大切にしている住まいになっています。


オーク無垢材と色なじみのよいブラウンでコーディネートされたリビング。すっきりしたデザインがスタイリッシュな印象です。

ゆったりしたソファをリビングの主役に。布地の温かみがやさしく、くつろぎ感たっぷり。

飾りすぎない照明によって、部屋の雰囲気もワンランクアップしています。一部を点灯してドラマティックに。

壁際にドライフラワーや鳥モチーフの雑貨を吊り下げ、居心地のよいカフェのような空間に。

ダイニングはチェアとベンチを組み合わせて大人数にも対応。ゲストを招くときも安心です。

木色の濃淡が美しいダイニングテーブル。十分な大きさがあり様々なシーンで活躍しそうです。

食器や調理器具などたっぷりしまえるキッチン収納は、オーダーメイドで使いやすく。

キッチンの小窓に合わせて飾り棚を造作。毎日使うスパイス類などを並べ見せる収納に。

子どもを見守りながらコミュニケーションも取りやすい対面のオープンキッチン。作業がスムーズなI型タイプに。

調理器具やグラスもおしゃれなインテリアの一部。デザイン性のあるものは隠さずディスプレイしています。


既存の壁付収納を取り払い開放感のある玄関スペースに。コーナーには個性的な照明をセンスよく。

小窓とペンダント照明の効果で、奥行きを感じる玄関ホール。家族も毎日気持ちよく使える、美しいスペースです。

基本はシンプルでモダンな雰囲気ですが、ほっとする自然素材を足して心地よい住まいに仕上がっています。直線的なラインの家具やタイルの硬質感などクールな味つけもステキだと思います。灯りのコントラストが印象的です。